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ダンスを始めようと思ったものの、『ジャズダンスとヒップホップ、結局どっちがいいの?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、2つの一番の違いはリズムの取り方と体の使い方です。どちらが上ということはなく、好きな曲と見せたい雰囲気で選べば大丈夫です。
この記事では、ジャズダンスとヒップホップを4つの項目で比べ、自分に向いているほうを選ぶための診断チャートを紹介します。
ジャズダンスとヒップホップは、何がいちばん違う?
ジャズダンスは「上に引き上げて、手足を遠くへ伸ばす」踊りです。ヒップホップは「ひざを使って、音に体を沈める」踊りです。見た目の違いの多くは、この体の向きの違いから生まれています。
ジャズダンスは、アメリカでジャズ音楽とともに生まれ、ミュージカルの舞台や映画を通して広まったと一般に説明されます。バレエの基礎を取り入れて発展したので、姿勢やつま先、ターンを大事にするんです。
一方のヒップホップは、ストリートで生まれた踊りです。ひざのバウンスでリズムを刻み、力を抜いたノリで見せる場面が多くなります。
例えば、同じ明るいポップスの8カウントを踊っても、ジャズダンスなら胸を引き上げて腕を大きく広げます。ヒップホップなら、ひざを曲げて重心を低くし、肩や首でリズムを取ることが多いですよね。
「どっちも踊れる人」が多い理由
実は、ジャズダンスの先生がヒップホップのクラスを持っていることも珍しくありません。どちらもアイソレーション(体の一部だけを動かす練習)を基礎にしているからです。
基礎のトレーニングには共通点が多いので、片方を続けていると、もう片方に移った時にも土台が役に立ちます。最初の1つで迷いすぎなくて大丈夫ですよ。
動画を見て見分けるコツ
ダンス動画を見ていて『これってジャズ?ヒップホップ?』と迷うこともありますよね。そんな時は、次の3か所を見てみてください。
- ひざ:伸びている時間が長いならジャズ寄り、曲がっている時間が長いならヒップホップ寄り
- つま先:まっすぐ伸ばしているならジャズ寄り、床にべったりならヒップホップ寄り
- 腕の終わり:指先まで伸ばして止めるならジャズ寄り、力を抜いて流すならヒップホップ寄り
例えば、友達とこんな会話になったとします。
「この振り、ジャズっぽいね」「でも、ひざはずっと曲がってるよ」
こういう踊りは、ジャズとヒップホップを混ぜたジャンルであることが多いんです。後ほどくわしく紹介しますね。
「ジャズ」「ヒップホップ」というクラス名でも、中身は先生ごとに違います。同じ名前でも、バレエ寄りのジャズもあれば、ストリート寄りのジャズもあります。体験や見学で中身を確かめるのがいちばん確実です。
リズム・体の使い方・服と靴・曲の4項目で比べてみました
『違いは分かったけど、実際のレッスンでは何が変わるの?』と思いますよね。ここでは、踊る時に実感しやすい4つの項目で並べてみました。

| 比べる項目 | ジャズダンス | ヒップホップ |
|---|---|---|
| リズムの取り方 | 音に合わせて伸びる・止まる。アップ寄りが多い | ひざで音を刻む。ダウンのノリが基本 |
| 体の使い方 | 上に引き上げ、手足を遠くへ伸ばす | 重心を低くし、力を抜いて大きく見せる |
| よく出る動き | ターン、ジャンプ、キック、ポーズ | ステップ、バウンス、体の部位の動き |
| 服と靴 | 体のラインが分かる服、ジャズシューズや靴下 | ゆったりした服、スニーカー |
| よく使う曲 | ポップス、R&B、ミュージカル曲など | ヒップホップ、R&B、ダンス系の曲など |
| 表情の作り方 | 曲の感情に合わせて大きく変える | クールに見せる場面が多い |
リズムの取り方:アップとダウン
ヒップホップでは、拍に合わせてひざを曲げて体を沈める「ダウン」がまず出てきます。音の頭で体が下に落ちる感覚です。
ジャズダンスは、拍の頭で体を引き上げたり、ピタッと止めたりする場面が多くなります。ダウンを使うこともありますが、上に伸びる方向の印象が強いんです。
- 好きな曲をかけて、8カウントを数えながら立つ
- 1・2・3・4の拍ごとにひざを軽く曲げて沈む(ダウン)
- 次の8カウントは、拍ごとに胸を少し引き上げる
- どちらの感覚が気持ちよかったかをメモしておく
この練習を8カウント4回ずつやるだけでも、体の好みが分かってきます。気持ちよく続けられたほうが、あなたに合うジャンルの手がかりになります。
体の使い方:伸ばすか、沈めるか
ジャズダンスでは、つま先を伸ばす、指先まで意識する、背中をまっすぐ保つ、といった「線」の美しさがよく注目されます。
ヒップホップは、ひざや腰をやわらかく使って、全体のノリで見せます。線よりも「グルーヴ(体全体で出すノリ)」が大事にされるんです。
服と靴:見せたいものが違う
ジャズダンスは手足の線を見せたいので、体に沿ったTシャツやジャズパンツが合います。足元はジャズシューズ・靴下・裸足など、教室ごとに決まりが違います。
ヒップホップはゆったりした服とスニーカーが定番です。大きめの服のほうが動きが大きく見えるからですね。
服装のくわしい選び方はジャズダンスのウェアでまとめています。
曲:踊りたい曲から選ぶのも正解
ジャズダンスの曲は、ジャズ音楽に限りません。ポップスやR&B、ミュージカル曲など、メロディが印象的な曲で踊ることが多いです。
ヒップホップは、ビートがはっきりした曲が中心です。普段聴いていてテンションが上がる曲がどちらに近いかで考えてみてください。
1回のレッスンの流れも少し違います
レッスンの流れは教室によって違いますが、一般的な傾向をまとめると次のようになります。
| レッスンの時間 | ジャズダンスのクラス | ヒップホップのクラス |
|---|---|---|
| 最初 | ストレッチ・柔軟 | ストレッチ・体ほぐし |
| 基礎 | アイソレーション、バーやセンターでの基礎 | アイソレーション、ダウンやアップのリズム練習 |
| 中盤 | ステップ・ターン・ジャンプの練習 | ステップの練習 |
| 最後 | 振り付けを曲に合わせて踊る | 振り付けを曲に合わせて踊る |
ジャズダンスのクラスでは、ターンやジャンプの練習に時間を使うことが多いです。ヒップホップでは、リズムの取り方そのものを繰り返し練習する時間が長めになります。
どちらも最後は振り付けを通して踊るので、『ついていけるかな』と心配しなくても大丈夫です。初心者クラスなら、8カウントずつ区切って教えてもらえます。
ジャズヒップホップ・ジャズファンクは何が違う?
『ヒップホップジャズダンスって、ジャズとヒップホップのどっち?』と気になる方もいますよね。結論から言うと、両方のいいところを混ぜたジャンルです。
ジャズヒップホップやジャズファンクは、ジャズダンスの線の美しさに、ヒップホップのノリを足した踊りです。ストリート寄りのジャズとして紹介されることが多く、教室によって配分が違います。
ジャズダンスの名前がついていても、ヒップホップのノリが半分以上入っていることもあります。逆に、ヒップホップのクラスでもジャズのようなターンが入ることもあるんです。
ジャズファンクとジャズヒップホップの違い
この2つは、教室によってはほぼ同じ意味で使われることもあります。よく言われる違いは、次のような傾向です。
| ジャンル名 | よく言われる傾向 |
|---|---|
| ジャズヒップホップ | ヒップホップのダウンやステップに、ジャズの線の美しさを足した踊り |
| ジャズファンク | ジャズの動きに、力強さやかっこよさ、女性らしさを足した踊り |
ただ、ここはクラスを担当する先生によってかなり違います。名前だけで決めず、体験レッスンで一度踊ってみるのが確実ですよ。
ジャズの種類はほかにもあります。シアタージャズやリリカルジャズなどの違いは、ジャズダンスの種類で並べて比べています。
混ぜたジャンルは、どんな人に合う?
| こんな気持ち | 合いやすいジャンル |
|---|---|
| きれいな線も見せたいし、ノリもほしい | ジャズヒップホップ・ジャズファンク |
| とにかく手足を大きく伸ばして踊りたい | ジャズダンス |
| 力を抜いて、ラフにかっこよく踊りたい | ヒップホップ |
| K-POP(kpop)の振りのような踊りに憧れる | ジャズヒップホップ寄りのクラスを体験 |
K-POPのような振り付けは、ジャズとヒップホップの両方の要素が入っていることが多いです。どちらか一方に決めにくい時は、混ぜたジャンルのクラスを体験してみるのも手です。
家で1分だけ試してみましょう
混ぜたジャンルの感覚は、家でも少しだけ試せます。好きな曲を1曲かけて、次の順番で動いてみてください。
- 最初の8カウントは、ひざで軽くダウンを刻む
- 次の8カウントは、ダウンを続けながら腕だけまっすぐ伸ばす
- 最後の8カウントは、腕を伸ばしたところでピタッと止める
- 3つを続けて通し、鏡でどう見えるかを確かめる
下はヒップホップ、上はジャズという組み合わせです。これが気持ちよければ、ジャズヒップホップ寄りのクラスと相性が良いかもしれません。
「混ぜたジャンルなら両方いっぺんに覚えられて得」と考えてしまうことです。実際は、基礎のアイソレーションやリズム取りができていないと、どちらの良さも出しにくくなります。最初は基礎の時間がある初心者クラスを選びましょう。
どっちが向いている?30秒でできる診断チャート
ここからは、この記事の独自の診断です。上から順に答えて、あてはまる方へ進んでみてください。

- 好きな曲はメロディが印象的?ビートが強い?(メロディなら2へ、ビートなら3へ)
- 手足を大きく伸ばして、きれいに見せたい?(はいならジャズダンス、いいえなら4へ)
- ゆったりした服で、ラフに踊りたい?(はいならヒップホップ、いいえなら4へ)
- きれいさとノリの両方がほしい?(はいならジャズヒップホップ、迷うなら両方を体験)
診断のあとに確かめたいこと
診断の結果は、あくまで入口の目安です。実際に体を動かしてみると、思っていたのと違う方が楽しいこともあります。
- 先生の見本を見て「こう踊りたい」と思えたか
- 8カウントの振りを、最後まで楽しく追いかけられたか
- クラスの雰囲気(にぎやか・静か)が自分に合っていたか
- 基礎の時間がどれくらいあったか
- また来週も来たいと思えたか
3つ以上当てはまれば、そのクラスとの相性は良いと考えて大丈夫です。体験レッスンの流れはジャズダンスの体験レッスンでくわしく紹介しています。
目的別の選び方
| 目的 | 選び方の目安 |
|---|---|
| 舞台やミュージカルのような踊りに憧れる | ジャズダンス(シアター寄り) |
| 友達とSNS用に短い振りを踊りたい | ヒップホップかジャズヒップホップ |
| 子どもの習い事として始めたい | 体験で子どもが楽しそうだった方 |
| 運動として続けたい | 通いやすさと曲の好みで選ぶ |
| 将来いろいろなジャンルを踊りたい | 基礎の時間が長いクラスから |
子どもの習い事として考えている方は、キッズジャズダンスの習い事も参考にしてみてください。
続けた先で伸びやすいところ
どちらを選んでも、続けるうちに身につくことがあります。続けた先の姿をイメージしておくと、選ぶ時の手がかりになりますよ。
| 続けると身につきやすいこと | ジャズダンス | ヒップホップ |
|---|---|---|
| 姿勢 | 背中を引き上げて立つ感覚 | 重心を低く保つ感覚 |
| 動き | ターン・ジャンプ・キック | ステップ・リズムの刻み方 |
| 見せ方 | 表情と指先で感情を見せる | ノリと間(ま)でかっこよく見せる |
| ほかのジャンルへのつながり | バレエ寄りの踊り、ミュージカル系 | ストリート系の踊り全般 |
例えば、ジャズダンスを続けた人がヒップホップに挑戦すると、ポーズの止め方がきれいだとほめられることがあります。反対に、ヒップホップ経験者がジャズを始めると、リズムの取り方がうまいと言われやすいんです。
男性で始めたい方は、男性のジャズダンスもあわせて読んでみてください。
よくある相談:難しいのはどっち?独学でもできる?
ジャズダンスとヒップホップの違いについては、ネットの相談でも同じような悩みがたくさん寄せられています。特に多い相談を3つ選んで、編集部の考えをまとめました。
「ジャズダンスとヒップホップ、どちらが難しいですか?」
結論から言うと、難しさの種類が違うので、一概には比べられません。
ジャズダンスは、つま先を伸ばす・ターンで軸を保つなど、きれいに見せるための基礎に時間がかかります。ヒップホップは、ノリやグルーヴを体になじませるのに時間がかかる人が多いです。
『運動が苦手だから、簡単な方がいい』と思う方もいますよね。ただ、どちらも初心者クラスなら基礎から教えてもらえます。難しさより「好きかどうか」で選んだ方が続きやすいですよ。
| 難しく感じやすいところ | ジャズダンス | ヒップホップ |
|---|---|---|
| 最初につまずきやすい | ターンで軸がぶれる | ダウンが上半身だけになる |
| 慣れるまでの練習 | 姿勢とつま先の基礎 | リズムに合わせたバウンス |
| 上達を感じやすい場面 | ポーズがきれいに止まった時 | 曲にノれた感覚がつかめた時 |
「子どもに習わせるなら、ジャズとヒップホップどちらから?」
「ダンスをきちんとするなら、どちらから始めるべきか」という相談もよく見かけます。
ジャズダンスはバレエ寄りの基礎(姿勢・つま先・ターン)を学べるのが良いところです。ヒップホップはリズム感やノリを楽しく身につけやすいのが良いところです。
どちらも基礎のアイソレーションは共通なので、子どもが楽しそうに踊れた方を選ぶのが一番です。迷ったら両方を体験して、帰り道に「どっちが楽しかった?」と聞いてみてください。
子どもは、大人が思っている以上に、自分の好きな雰囲気をはっきり持っています。「先生がかっこよかった」「曲が好きだった」というような理由でも、続ける力になります。
「ジャズダンスもヒップホップも、独学で上達できますか?」
動画を見て振りを覚えることは、独学でもある程度できます。ただ、自分の癖は人に見てもらわないと気づきにくいんです。
例えば、「腕を伸ばしているつもりなのに、ひじが曲がっている」「ダウンのつもりが、上半身だけ動いている」といった癖です。鏡と動画で確かめていても、なかなか自分では見抜けません。
『動画を見ながら毎日練習しているのに、上手くなった気がしない』という方もいますよね。それは練習量の問題ではなく、直すところが分かっていないだけということも多いんです。
- 好きな曲で振りを覚える
- 毎日のアイソレーションやストレッチ
- 動画を撮って全体の雰囲気を見る
- 体の向きや角度の細かい癖
- リズムの取り方のずれ
- 自分に合った練習メニュー選び
家での練習メニューは、ジャズダンスの家での練習方法で紹介しています。
先生に見てもらうと、違いが体で分かります
ジャズダンスとヒップホップの違いは、言葉で読むより、先生に一度見てもらう方が早く分かります。「あなたの体は今、上に伸びているか、下に沈んでいるか」を、その場で教えてもらえるからです。
- 自分の踊り方は、ジャズとヒップホップのどちら寄りか
- リズムの取り方に癖がないか
- 次に練習すべき基礎はどこか
- 両方やるなら、どちらを先にすると良いか
先生に相談する時は、こんなふうに伝えると話が早く進みます。
「ジャズとヒップホップで迷っています。どちらが今の自分に合いそうですか」「好きな曲はこういう感じです」
好きな曲を1曲スマホに入れておくと、先生もイメージしやすくなります。踊りたい雰囲気を言葉にするのは難しいので、曲で伝えるのがいちばん簡単なんです。
ただ、『近くにダンス教室がない』『人前で踊るのはまだ恥ずかしい』という方もいますよね。
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| あなたの状況 | 習い方の目安 |
|---|---|
| 近くにスタジオがあり、通う時間もある | 体験で両方のクラスを受けてみる |
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| 時間が不規則で決まった曜日に通えない | 時間を合わせやすい個人レッスン |
| すでにどちらかを習っている | 今の先生にもう片方の基礎を聞いてみる |
初めて習う方の流れは、ジャズダンス初心者が最初にやることでまとめています。
よくある質問
ジャズダンスとヒップホップは、両方同時に習っても大丈夫ですか?
大丈夫です。基礎のアイソレーションは共通なので、両方やることで体の使い方の幅が広がります。ただ、最初は週1回ずつなど無理のないペースで始めて、慣れてきたら増やすのがおすすめです。
ヒップホップジャズダンスはどんな人に向いていますか?
きれいな線とストリートのノリの両方を見せたい人に向いています。K-POPのような振り付けが好きな人にも合いやすいジャンルです。教室によって配分が違うので、体験で中身を確かめてみてください。
大人の初心者でも、ジャズダンスとヒップホップのどちらでも始められますか?
どちらも始められます。初心者クラスなら、ストレッチや基礎から順番に教えてもらえます。年齢よりも、好きな曲と踊りたい雰囲気で選ぶのが続けるコツです。
服装はジャズとヒップホップで変えた方がいいですか?
変えると踊りやすくなります。ジャズは体のラインが分かる服、ヒップホップはゆったりした服とスニーカーが一般的です。教室ごとに決まりがある場合もあるので、体験の前に確認しておきましょう。
男性はジャズダンスとヒップホップのどちらが始めやすいですか?
どちらでも始められます。ヒップホップの方が男性の多いクラスを見つけやすい傾向はありますが、ジャズダンスを楽しんでいる男性もいます。クラスの雰囲気は体験で確かめてみてください。
まとめ
- ジャズダンスは上に引き上げる踊り、ヒップホップは下に沈める踊り
- 違いはリズム・体の使い方・服と靴・曲の4項目で見ると分かりやすい
- 両方の良さを混ぜたのがジャズヒップホップ・ジャズファンク
- 難しさより「好きかどうか」で選んだ方が続けやすい
- 迷ったら両方を体験して、先生に見てもらうのが近道





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