ジャズダンスの柔軟ストレッチ|体が硬い人の進め方

ジャズダンスの柔軟の記事のアイキャッチ。スタジオの床で脚を伸ばしてストレッチする人の後ろ姿

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『ジャズダンスをやりたいけど、体が硬いから無理かも』とためらっている方は多いですよね。

結論から言うと、ジャズダンスの柔軟は、最初から柔らかい必要はありません。どの柔軟がどの動きにつながるのかを知って、少しずつ進めれば大丈夫です。

この記事では、柔軟を4つの部位に分けて、踊りとのつながりと、体が硬い人の進め方をお伝えします。

目次

ジャズダンスに柔軟はどのくらい必要?

先に結論

ジャズダンスのレッスンでは、多くの場合ストレッチから始まります。柔軟は「できないと参加できないもの」ではなく、「続けるうちに少しずつ進むもの」と考えてみてください。

ジャズダンスは、アイソレーションやターン、ジャンプ、キックなどを組み合わせた踊りです。脚を高く上げたり、体を大きくしならせたりする動きもあるので、柔軟が大事だと言われます。

『みんな開脚がぺったりできるんでしょ』と思いますよね。実は、レッスンに通っている人の中にも、体が硬いところから始めた人はたくさんいます。

レッスンの中の柔軟の位置づけ

一般的なレッスンは、ストレッチから始まり、基礎、ステップやターン、振り付けへと進みます。最初のストレッチは、体を踊れる状態にほぐす時間なんです。

レッスンの流れ柔軟との関わり
ストレッチ脚・背中・肩をほぐして、動きやすくする
基礎(アイソレーションなど)肩や胸、腰を別々に動かしやすくなる
ステップ・ターン足を出す方向や姿勢を保ちやすくなる
振り付け脚の高さや体のしなりで、動きが大きく見える

柔軟は「見せ方」にもつながる

柔軟が進むと、同じ振り付けでも動きが大きく見えるようになります。例えば、キックで脚が少し高く上がるだけでも、踊り全体の印象が変わるんです。

ただ、柔軟だけで踊りが決まるわけではありません。リズムに合わせる、表情をつける、手先まで意識する、といった部分も同じくらい大切です。

柔軟を4つの部位に分けて考える

先に結論

ジャズダンスで使う柔軟は「脚の前後」「脚の横」「背中」「肩まわり」の4つに分けると、何のために伸ばしているのかが分かりやすくなります。

ここが大事なところです。柔軟を「全身なんとなく」で続けると、どこが進んでいるのか分かりにくいですよね。

部位ごとに、踊りのどの動きにつながるかを知っておくと、目的を持って伸ばせます。

ジャズダンスの柔軟を脚の前後・脚の横・背中・肩まわりの4つに分け、つながる動きを示した図解
部位伸ばし方の例つながる踊りの動き
脚の前後長座で座り、背すじを伸ばしたまま前に倒れる前へのキック、前後に脚を開くジャンプ
脚の横脚を左右に開いて座り、上体を前や横に倒す横へのキック、横に脚を開く動き
背中うつ伏せから両手で床を押し、胸を起こす体を後ろにしならせるポーズ、表情を大きく見せる動き
肩まわり両腕を大きく回す、背中で手を組んで胸を開く腕を大きく使う振り、アイソレーションの肩の動き

脚の前後

脚の前後の柔軟は、前へのキックや、脚を前後に開くジャンプにつながります。長座で前に倒れる時は、背中を丸めず、おへそを太ももに近づけるイメージで倒れてみてください。

手がつま先に届かなくても大丈夫です。すねや足首に手を置いて、背すじがまっすぐ保てる位置で止めておきましょう。

脚の横

脚の横の柔軟は、横へのキックや、脚を横に大きく開く動きにつながります。開脚の角度は人それぞれなので、まずは今の角度で背すじを伸ばすことから始めましょう。

上体を倒す時は、壁に背中をつけて座ると姿勢を保ちやすくなります。慣れてきたら壁から少し離れてみてください。

背中

背中の柔軟は、体を後ろにしならせる動きや、胸を開いて大きく見せるポーズにつながります。反らせる時は、腰だけで反らずに胸から起こす意識が大切です。

目線を少し上に向けると、胸が自然に開きやすくなります。ここで無理に高く反る必要はありません。

肩まわり

肩まわりがほぐれると、腕を大きく使う振りがのびのび見えます。アイソレーションで肩だけを動かす時にも、肩まわりの柔らかさが関わってくるんです。

肩まわりは、仕事中に座りっぱなしの日ほどこわばりやすいと感じる方も多いですよね。休けい時間に両腕を前と後ろに4回ずつ大きく回す、くらいでも気分が変わりますよ。

体が硬い人の柔軟の進め方

先に結論

体が硬い人は「反動をつけない」「毎日少しずつ」「1つの部位に絞る」の3つで進めると続けやすくなります。無理をせず、気になることは先生に相談してください。

『毎日やらないと意味がないのかな』と思う方もいるかもしれません。でも、長い時間を一度にやるより、短い時間を続けるほうが続きやすいですよね。

体が硬い人がジャズダンスの柔軟を進める手順を示した図解
体が硬い人の進め方
  1. 4つの部位のうち、今いちばん気になる1つを選ぶ
  2. 反動をつけずに、ゆっくり伸ばして20〜30秒を目安に止める
  3. 息を止めずに、吐きながら少しだけ深めていく
  4. 1日数分を目安に、お風呂上がりなど決まった時間に続ける
  5. 週に1回、同じ姿勢を鏡や写真で見比べてみる

続けやすいタイミングを決めておく

柔軟を続けるコツは、やる時間を生活の中に決めてしまうことです。『時間がある時にやろう』だと、つい後回しになりますよね。

タイミングやりやすい柔軟の例続けるためのひと工夫
朝起きた後両腕を大きく回して肩まわりをほぐすカーテンを開けたら腕を回す、と決める
お風呂上がり長座で前に倒れる、脚を開いて座るタオルを床に敷いておく
テレビを見ながら脚を左右に開いて座り、背すじを伸ばす番組の始まりから終わりまで、など区切る
寝る前背中で手を組んで胸を開く布団に入る前の合図にする

全部やる必要はありません。1つ選んで、まずは1週間続けてみてください。

反動をつけない

体を弾ませて伸ばすと、つい無理をしてしまいます。ゆっくり伸ばして、気持ちよく止まれるところで止めておきましょう。

「もう少しいけそう」と感じても、その日はそこまでで大丈夫です。少しずつ深まっていくのを待つ気持ちで続けてみてください。

比べるのは昨日の自分

レッスンで周りの人と比べると、落ち込んでしまうこともありますよね。柔軟は人によって進み方が違うので、比べる相手は前の自分にしておきましょう。

例えば、長座で前に倒れた時に、手が届く位置を写真に残しておきます。1か月後に同じ写真を撮ると、変化に気づきやすいですよ。

よくある失敗

早く柔らかくなりたくて、反動をつけたり、人に強く押してもらったりするケースがあります。無理に伸ばすのは避けて、気になることがあれば先生に相談してください。

柔軟を始める前に整えておきたいこと

家で柔軟をする時は、服装と場所も少し整えておくと続けやすくなります。体を締めつけない服を着て、滑りにくい床にヨガマットやタオルを敷いておきましょう。

家で柔軟を始める前のチェック
  • 体を締めつけない、伸び縮みする服を着ている
  • 床が滑りにくく、周りに物がない
  • 鏡やスマホで自分の姿勢を確かめられる
  • 寒い日は、部屋を少し暖めてから始める

レッスン前と家での柔軟はどう分ける?

先に結論

レッスン前の柔軟は「体をほぐして踊れる状態にする」、家での柔軟は「少しずつ深めていく」と役割を分けると、無理なく進められます。

『レッスンのストレッチだけで足りるの?』と気になる方もいますよね。レッスン前と家とでは、柔軟の役割が少し違うんです。

場面目的進め方の目安
レッスン前体をほぐして、踊れる状態にする全身を軽く。深く伸ばしすぎない
レッスン後使った部分をゆっくり緩める呼吸を整えながら、静かに伸ばす
家で気になる部位を少しずつ深める1つの部位に絞って、1日数分を目安に

家での柔軟は短くていい

家での柔軟は、1日数分でも続ければ十分です。テレビを見ながら長座で前に倒れる、寝る前に背中で手を組んで胸を開く、くらいから始めてみてください。

家での練習全体のメニューはジャズダンスの家での練習方法で、柔軟とつながる基礎の動きはジャズダンスの基本ステップで紹介しています。

柔軟が進んだら、踊りで使ってみる

柔軟が少し進んできたら、レッスンの振り付けの中で意識してみてください。例えば、キックの時に「前より少し高く上げてみよう」と思うだけでも、柔軟と踊りがつながっていきます。

柔軟だけを目標にすると、だんだん飽きてしまいますよね。踊りの中で変化を感じられると、続ける楽しさも増えますよ。

自分の伸ばし方が合っているか見てもらう

柔軟は、自分では正しくできているつもりでも、背中が丸まっていたり、骨盤が倒れていたりすることがあります。こうした癖は、人に見てもらわないと気づきにくいんです。

家の近くに通える教室がない、人前でストレッチをするのがまだ恥ずかしいという方は、オンラインのマンツーマンで先生に見てもらう方法もあります。自分のペースに合わせて教えてもらえるので、体が硬い人でも始めやすいですよ。

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ジャズダンスの柔軟でよくある相談

先に結論

柔軟についての相談で多いのは、「柔軟ができないと習えない?」「ほかのダンスから移る時に柔軟はいる?」「40代からでも柔軟は進む?」の3つです。

ここでは、Q&Aサイトでよく見かけるジャズダンスの柔軟の相談を要約して、編集部の考えをお伝えします。

柔軟運動ができないと習えない?

「ジャズダンスを習うのに、柔軟運動は必須ですか?」という相談がありました。体が硬いので、習い始める前に柔らかくしておくべきか迷っているという内容です。

結論から言うと、先に柔らかくしてから習う必要はありません。レッスンの最初にストレッチの時間がある教室が多いので、そこで少しずつ進めていけば大丈夫です。

ヒップホップからジャズダンスに移る時、柔軟は必要?

「ヒップホップを習っている子どもが、ジャズダンスに変えたいと言っている」という保護者の相談もありました。ジャンルを変えて、ついていけるか心配という内容です。

ジャズダンスは、ターンやキック、足先の表現が目立つ踊りです。リズムに乗る力はそのまま生かせるので、柔軟とターンの基礎を少しずつ足していくイメージで考えてみてください。

40代からジャズダンスを習う時、柔軟が心配

「40代でジャズダンスを習うなら、ジムのスタジオとダンススタジオのどちらがいいか」という相談もよく読まれていました。体の硬さが気になって、どこで始めるか迷っている方もいるはずです。

柔軟が心配なら、初心者向けのクラスや、ペースを合わせてもらえるレッスンを選ぶと安心です。40代からのクラス選びは40代・50代からジャズダンスを始めるにはで詳しく紹介しています。

補足

柔軟の考え方は、バレエの基礎とも重なる部分があります。バレエとジャズダンスの違いはジャズダンスとバレエの違いでまとめています。

よくある質問

ジャズダンスの柔軟は、1日どのくらいやればいいですか?

1日数分を目安に、続けやすい時間で十分です。長い時間を一度にやるより、お風呂上がりなど決まった時間に短く続けるほうが習慣になりやすいです。

開脚ができなくてもジャズダンスは踊れますか?

踊れます。開脚の角度は人それぞれで、レッスンに通いながら少しずつ進めていく人も多いです。無理に広げず、今できる角度で背すじを伸ばすことから始めてみてください。

柔軟をする時に気をつけることは?

反動をつけず、ゆっくり伸ばすことです。息を止めずに、気持ちよく止まれるところで止めましょう。気になることがあれば先生に相談してください。

柔軟が進んでいるか分からなくなった時は?

写真や動画で、同じ姿勢を同じ角度から撮って見比べてみてください。毎日見ていると変化に気づきにくいので、週に1回くらいの間隔で比べるのがおすすめです。

柔軟は踊る前と後のどちらにやるのがいいですか?

役割が違うので、両方あると理想的です。踊る前は体をほぐす程度に軽く、踊った後や家ではゆっくり深めていくイメージで分けてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • ジャズダンスの柔軟は、最初から柔らかくなくて大丈夫。続けるうちに少しずつ進むもの
  • 柔軟は「脚の前後」「脚の横」「背中」「肩まわり」の4つに分けると目的が分かりやすい
  • 体が硬い人は、反動をつけず、1つの部位に絞って毎日少しずつ進める
  • レッスン前はほぐす、家では深める、と役割を分けて無理なく続ける
ジャズダンスドットコム

ジャズダンスドットコム 編集部

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